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In Situ(イン・サイチュ)/その場で

北九州市立美術館に行ってきました。
今回はCCA。
ポスターもうちで印刷したし、いつもよくわかんない冊子を作ってるし、どんなんかなぁと。

入ってすぐの入り口には暗幕がしてあって
「ここに入っていいの?」
中では左右の壁に映像が映し出してあって「?」
でも、どんどん変わっていくのでとりあえず観る。
「いつ終わるんだろ?」
って思ってたら、学芸員さんがお客さんを引き連れてやって来たので
「ラッキー♪」
とばかり一緒に回る。

最初の部屋の映像は1997年から現在までのプロジェクトの概観を映したもの。
全部観たら一時間以上かかるらしい。
次の部屋はジョーン・ジョナスの「二匹の月のうさぎ」
ジョーン・ジョナスさんは、日本で知った月のウサギのお話がアステカの伝承と似ていることから、ふたつの物語のイメージをふたつのスクリーンで見せていた。
隣で聴こえていた朗読とベルの音はここからだった。
そして、あとからジョーン・ジョナスさんが女性だということを知る。
次の部屋は「レイアウト」
レイアウトを立体に。
次も映像。
「北九州の馬跳び」
キム・スージャさんの「お針子」
雑踏の中、ひとり動かない彼女と、平尾台の岩の上に横たわる彼女。
雑踏は他の都市のバージョンもあるそうで、それも観てみたい。
次も映像でふたりによる作品。
「決められないゴール」
日本の憲法9条がテーマ。
武力を放棄することは素晴らしくて理想だけど、今日本はその変革を求められている。
どっちが何が正しいかはわからないけど、それについて考えようという提案だそう。
最後の部屋はク・ジョンアさん。
真っ暗な中小さな照明がひとつだけ点いている。
満月の明かりを模しているらしい。
その空間が作品。

部屋を出た壁にはアーティストたちの写真。
インタビュー映像もみっつ。
スロープにも冊子とDMが展示されている。
見覚えのあるものがたくさんあって、ここが一番うれしかったかも。

# by liddell423 | 2013-01-27 22:38 | art

うさぎパン/瀧羽麻子

朝井リョウくんが直木賞を取ったので「何者」を買いに行ったら無かった(T ^ T)
何かないかなぁと思って見つけたのがこれ。
帯にPOPがあって、「読んだらほっこりした」って。

ちょっとファンタジーだけど、とても日常で、しあわせで泣けた。

優子は継母のミドリさんとふたりで暮らしている。
父親は単身赴任。
でも継母といってもふたりの関係は良好で、記憶のない実母よりミドリさんの方が好き。
成績が下がった優子のため、ミドリさんが雇った家庭教師は、ふわふわした見かけとは違いクールな理系女子。
パン好きなことで仲良くなったクラスの男の子は、気になる存在だけど付き合ってるわけじゃない。
ある日、突然現れた女性。
隠されていた真実を知って、忘れていた記憶が蘇って。
少し大人になる。


もうひとつのお話「はちみつ」も、ちょっと他人事じゃなくて。

この本も食べ物が美味しそうな本。
こういうの好き。

# by liddell423 | 2013-01-22 22:38 | books

アーティストーク/清塚信也

アーティストーク/清塚信也_f0089775_22392753.jpg

連日の外出で引け目を感じながらも行ってきました。

ちょっと痩せてパーマなんかかけちゃって、今日はラフなスタイルでスタッズ付きの靴なんて履いて登場。
今日は2月にあるコンサートの宣伝のための舞台。
ピアノ演奏はあるのかなぁと思いましたが、やっていただけました。

でもね。
映画があるけどね。
2月にコンサートだからね。
「月の光」
解説だけして、ワンフレーズだけ弾いて、
「今日はやらない」
ですって。。。
大好きな「月の光」今回も聴けませんでした。
コンサートの日はあいにく法事と重なっていて行けないし・・・。
映画では弾くらしいけど、いつか生「月の光」聴けるかなぁ。。。

「月の光」はなかったけど、ショパンもリストも弾いて、クリスマス曲ジャズバージョン戦場のメリークリスマス付きも聴けて、おまけは「スーパーマリオ」
もうすぐパパになるので、子どもにも優しい信ちゃんでした。

画像は映画「さよならドビュッシー」
清塚くんは岬洋介役で出演します。
相当カッコいい役です。
ファンが増えるかなぁ。

# by liddell423 | 2012-12-09 23:15 | music

チャリティーライブ/TSUKEMEN

チャリティーライブ/TSUKEMEN_f0089775_21591956.jpg

福岡ひびき信用金庫のチャリティーコンサートに行ってきました。

講演はNPO法人はぁとスペース代表の山本美也子さん。
昨年2月、飲酒運転による自動車事故で息子さんをなくされた方です。
その時のことを(思い出すのはつらいだろうに)とつとつと語ってくださって、
「糾弾しても人の心は変わりません。思いやりの輪を広げることできっと世界は変わると思います」
良いお話でした。
胸が熱くなりました。
お酒を飲んだら運転はしないことが常識となって、誰もが飲酒運転なんて考えない世界に、せめて周りから変えていけたらと思います。
(まあ、ワタシの周りにはもう飲酒運転しようなんて人はいませんけど)


さてTSUKEMEN LIVE。

いやぁ〜良いですよ。
チャリティなのに、新しいアルバム「エルドラド」から全曲やってくれて、アンコールで「チャルダッシュ」と「スペイン」やってくれて、おまけに前から2列目で見れて(聴くのがメインなら真ん中辺が良いんだろうけど、ピアノタッチとボウイングが見たい。顔も・・・)堪能しました。
前回も思ったけど、三人がほんとに楽しそうでこっちも上がります。
オリジナルも情景が浮かんで良い曲でしたが、スリーピースの「スターウォーズ」!!
フルオーケストラの迫力を三人でなんて、すごくないですか。

良いお話と良い音楽。

寒かったけど、あったかい心で帰りました。

# by liddell423 | 2012-12-09 22:36 | music

サイボーグ009/009 RE:CYBORG



ワタシたちが子どもの頃のヒーローが新しくなって帰ってくる。
脚本や監督は「守人シリーズ」や「東のエデン」のアニメーションを作った神山健治。
「守人」の時はロンゲだった気がするけど、短髪に革ジャンでワイルドにイメチェンしてましたね。

知らずに観に行ったんですけど、ストーリーは全く新しいわけではなく、石森章太郎が描ききれなかった「天使編」を神山解釈で作っているんですね。
すごいなぁ。
チャレンジャーだと思いました。
羽の生えたイケメンを登場させないところも。

この世界が、事件や自然災害やでどんどん悪くなってる気がするのを「天使」(神なのかな)警告とするのは、そうかーとも思わせるんですけど、「自己犠牲」のまま終わらせないのは何だかなぁ・・・と思いました。
Happy endが好きですけど。

ともあれ。。。
音や映像はさすがです。
美しいしカッコいい。
石森氏の描く009はもちろん好きですが、re009はカッコいい。
まあ、reではみんなカッコ良くなってるんですけどね。

原作ものを映画にするのと同じで、これは「神山009」。
別物と思ってみれば、カッコ良くてすごく良い映画です。

# by liddell423 | 2012-11-18 15:11 | movies