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ダ・ヴィンチ・コード

ダン・ブラウン/ロン・ハワード/トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノ、ポール・ベタニー

「ダ・ヴィンチが絵の中に隠した謎」という売り文句で、原作を読んだため、本はあんまり面白くなかったのですが、映画は楽しめました。
期待しなかったのが良かったのかも。
原作を読んでから、だいぶ経っているので、程良く忘れてるのも良いのかも。

まず、主役ふたりのキャラクターは、本とはかなり違います。
ソフィーは金髪美人のはずだし、ロバートは講演会に来るのは顔目当ての女性ばっか、と言う設定だったし。

この映画で一押しなのは「シラス」でしょう。
原作では不気味なカンジしかしなかったのに、ポール・ベタニーが演じたことで哀愁たっぷりになってたし、彼の死の場面は「かわいそう」だった。
ポール・ベタニーは「ロック・ユー」で詩人を「ビューティフル・マインド」では幻覚の青年を「ファイヤー・ウォール」で銀行強盗を演じた人。
「シラス」は映画で「サイラス」と発音されていた。
ジャン・レノが司教に
「ユア サイラス ワズ デッド」と言った時、「サイラス・フランケンシュタイン」の意味もあるのかなぁと深読み。

原作で省かれてる部分は多いし、多分原作を読んでいないとよく分からないと思う。
気になる人は、見てから読むかor読んでから見るかをお薦め。

では、何が良かったかというと、映像です。
「最後の晩餐」についての謎が語られる時、やっぱり絵が見たいでしょう。
小説では見えないし、実際に画像をずらして説明してくれたりすると、ほんとに分かりやすい。
(ワタシは気になってネットで絵を捜して確認しました)
ホンモノのルーブル美術館が堪能できるのも良かった。
それと過去と現在の画像がかぶるトコも好き。
舞台がフランスとイギリス、美術館と教会、と言う時点で好きなのかも。
マリアの柩もワタシ好み。

サスペンスとか歴史の謎とか期待せずに、娯楽映画として見ましょう。

by liddell423 | 2007-07-21 06:30 | movies