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ヴァンパイア

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監督:岩井俊二
出演:ケヴィン・ゼガーズ、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、レイチェル・リー・クック、クリスティン・クルック、アマンダ・プラマー、トレヴァー・モーガン、蒼井優

北九州では公開にならなかった映画。
wowowで。
ほんと、こういうの拾ってくれる、wowowさまさまだわ。。。

高校の生物の教師、サイモンは若い女性の血を飲みたいという衝動を持つ。
自殺志願の子を見つけては、誘い出し血を抜き取って、死体は冷凍庫に詰める。

死にたい子の自殺を手助けしてるだけ。
同じように女性を襲い殺してしまうヤツとは違うと思ってる。

そんな彼が、自殺しようとした日本人留学生ナミに
「生きなくちゃ」
と諭す。
自殺に失敗したイングリットは殺せないし。。。

彼の悪行を暴く、警官の妹は正しい人なんだろうけど、この映画で観るとすごく嫌なヤツで、
「なんで独りよがりで勝手なんだろう」
とか思ってしまう。

血を抜き取るシーンは貧血起こしそうだけど、森の中を歩くとことか、脚立の上の蒼井優とか、好きなシーンが多かった。
音楽もピアノで、好き。

ケイシャ・キャッスル=ヒューズは「クジラの島の少女」の子かな。
まだ長い髪の蒼井優ちゃん。
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# by liddell423 | 2013-12-23 16:33 | movies

グランド・マスター





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最初はこの雨の中の戦いのシーンから始まる。
マトリックス以上に美しい雨のシーン。(まったく、アクションシーンだというのに・・・)
この映像を見ただけでも観にきて良かったと思った。

予告で想像していたのとは違って、イップ・マンとルオメイ(トニー・レオンとチャンツィー)の恋愛映画とかではなくて、1930〜50年中国拳法の宗師たちの物語。
内戦や戦争で香港に逃れてきた武闘家たち。
彼らは生き延びるために弟子を取り、結果、流派を広めていくことになる。
そして、それが出来ずに消えていた流派も数多くあった。
女性だったルオメイも、父の後を継ぐことは叶わず、父の敵を討つものの幸せに生きることはできなかった。

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ルオメイのシーンは雪。
これがまた美しい。
色白の彼女と黒のコート、白い雪の舞い方がきれい。

そして、ワタシの好きなチョウ・チャンは何をしてたかと言うと、
スパイ活動してたから日本軍に追われてたところを、偶然向かいの席に座ったルオメイに助けられ、逃れてきた香港でまた偶然彼女を見かけて(か、どうかは知らないけど)足を洗う決心をする。
そして当然そんなことを簡単に許してもらえるはずもなく、戦うことに・・・。

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この時も雨。
おまけに相手が刀とか持ってるから、雨に赤い血が溶けて、きれいなんだわこれがまた。

俳優さんたちは何年もかけて武術の訓練を受け、チャン・チェンはその結果、2012年に八極拳の全国大会で優勝したらしい。
たしかに動きがきれいだもの。

監督のウォン・カーウァイ(脚本・製作も)は「恋する惑星」や「ブエノスアイレス」「2046」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を撮った映像美に定評のある監督さん。
武術指導はユエン・ウーピン。
「マトリックス」や「キル・ビル」「グリーン・ディステニー」の武術指導やアクション監督をしてたのは知ってたけど、ジャッキー・チェンを世に送り出した「蛇拳/スネーク・モンキー」や「酔拳/ドランク・モンキー」の監督さんなのは知らなかった。。。
そしていかにも中国!な音楽を担当しているのは梅林茂さん。
福岡出身なのがうれしい。

話の内容はよくわからなかったけど、映像の美しさだけでも劇場で観る価値があった。

# by liddell423 | 2013-06-30 18:04 | movies

ハンガーゲーム

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監督:ゲイリー・ロス
出演:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リーアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン、ドナルド・サザーランド、スタンリー・トゥッチ、レニー・クラヴィッツ

もう少し面白いと思ったのになぁ。
いろいろ詰め込みたくてぼやけちゃったのかなぁ。
映像はキレイって言われてたけど、確かに炎のドレスはカッコ良かったけど、うーん…。

「バトルロワイヤル」と似てるって言われてたとか。
確かに少年少女の殺し合いってとこはそうかも。
ワタシは「バトルランナー」っぽいって思ったけど。
マンガの「獣王星」とか思い出したけど。

ルーの地区での暴動は他の地区には広がらないのかなぁ。
差し入れとかなんでも治る薬とか、バーチャルが実体化しちゃうクリチャーとか、なんでもあり過ぎな感じ。
ライトノベルか少女漫画みたい。
最後の
「私を信じて」
って意味がわかんなかった。
駆け引きとして主催者は止めると思ってたの?


ウディ・ハレルソンやスタンリー・トゥッチ、ドナルド・サザーランドとか出てるのに…。

# by liddell423 | 2013-05-24 01:08 | movies

舟を編む

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監督:石井裕也
原作:三浦しをん
出演:松田龍平、宮﨑あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、波岡一喜、伊佐山ひろ子、八千草薫、小林薫、加藤剛

しっとりしていて温かい映画でした。

馬締の真面目さがかわいい。
可愛い宮﨑あおいが逆に凛としていてカッコ良かった。

新しい辞書「大渡海」を作るにあたり、営業から馬締が連れてこられて、みんなで辞書を作るお話だと思っていたら、退職する小林薫の後任だし、成績をあげられないからオダギリジョーは他にやられてしまうし、加藤剛は病気になるし、なかなか波乱な展開でした。

馬締がだんだん素敵に見えてきて、あんな風にキチンと挨拶して、きれいな言葉を使うって良いなって思いました。
ワタシもきれいな言葉を使わなきゃ!って、見終わった時は思ったんですが、、、続きませんでした。

香具矢がおばあさんに倣って、初めから馬締を「みっちゃん」って呼ぶトコ好き。
馬締が台所に入ろうとして、香具矢に気づいて戻ろうとして、鴨居で頭打つトコ好き。
馬締の書いたラヴレターをみた西岡が
「そのまま渡せよ。その気があるならなんとしてでも読むだろ。」
って言うとこ好き。
そして香具矢が親方に読んでもらうっていうのが良いな。

この映画のパンフレットはなんと1cmくらい厚さがあります。
いろんな情報や台本まで載っていて、本好きにはたまらないパンフレットでした。

# by liddell423 | 2013-05-20 00:55 | movies

探偵はBARにいる 2

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監督:橋本一
原作:東 直己
出演:大泉洋、松田龍平、尾野真千子、ゴリ、渡部篤郎、田口トモロヲ、篠井英介、波岡一喜、近藤公園、矢島健一、松重豊、マギー、安藤玉恵、佐藤かよ、麻美ゆま

連作ものはだんだん色あせるものだけど、これは2の方が好き。
そして、1を観ていた方が楽しめる。
前作に登場したキャラクターがまた出るからね。

今回の事件は依頼ではなく、探偵が自ら友人だったオカマのマサコちゃんを殺した犯人を見つけようとする。
しかし、探偵が恋人との情事に溺れていた間に事件は闇に葬られようとしていた。
犯人が人気政治家である可能性があったから。
そんなのことは許せない探偵の前に、バイオリニストの河島弓子が現れる。
そして、かけがえのないファンだったマサコちゃんを殺した犯人を見つけて欲しいと依頼する。
だが探偵はいろんなところから狙われるようになり・・・。

前作のように復讐で哀しい終わり方をしないのも好きだったけど、ヒロインが小雪より尾野真千子の方が好きっていうのもあるかも。
(ある意味「哀しい」終わり方かも。こんな犯人は許せないし、こういう考え方の人は大嫌い)
アクションシーンもたくさんでカッコ良かったし。
特に高田が探偵に
「おまえはゾンビか!」
ってつっこまれるとこのシーンはカッコいい。

前作で
「買い替えようよ」
って言われる『高田号』はまだ買い替えないままだし、前回鼻を折られた佐山もまたやられるし、記者の松田もヤクザの相田のキャラも健在。
2から観ても十分面白いけど、1を観てる人はしあわせなおまけをもらった気分になれると思う。
そして個人的に
「松田龍平はやっぱり優作さんに似てるよなぁ」とか
「篠井さんて、やっぱりこういう役」とか
「松重さん、同い年かぁ」とか
楽しみは尽きない映画でした。

# by liddell423 | 2013-05-19 12:23 | movies