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真綿荘の住人たち/島本理生

f0089775_23514812.jpg久しぶりに島本さんのを読みました。
空気が読めず冴えない男の子、大和くんが主人公なのかと、最初は違和感でしたが。
その男の子が、大学進学のため入居した「真綿荘」の住人たちが主人公でした。

大家の綿貫さん。
綿貫さんが「内縁の夫」と紹介する晴雨(せう)さん。
女子高生の八重子ちゃんと付き合ってる椿さん(女性)。
食パンの様にふっくらした顔の大柄な女子大生鯨ちゃん。
鯨ちゃんは大和くんに恋をして、でも大和くんは同じサークルの美少女が好きで、鯨ちゃんは先輩の男の子に思いを寄せられていて。

結構シビアな過去をかかえてたりするんだけど、意外にハッピーエンドと呼べるようなカンジに着地しましたね。
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by liddell423 | 2012-10-29 00:03 | books

フリーター家を買う/有川浩

f0089775_2341196.jpgドラマはニノ主演にも関わらず見ませんでした。
家にリアルフリーターが居るので、生々しすぎると言うか・・・。
最初だけ見た浅野温子さんの鬱演技がすごかったのもあるし。

本は意外と淡々としていて良かったです。
初めは最低だと思ってたお父さんも、そうなる理由があるんだということをちゃんと書いてくれてたし。
誠治の頑張りはちゃんと形になるし。
家を買うのも、フリターに買えちゃうわけじゃなくて、お父さんに買ってもらうためにちゃんと努力するのが、嘘くさくなくて良かった。


ドラマではたしか一緒に働く女の子は香里奈ちゃんで、先輩だった気がするけど、原作では後輩で、捨て猫のエピソードとかドラマでもあったのかな?
ドラマの豊川は誰がやったんだろ。
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by liddell423 | 2012-10-28 23:41 | books

阪急電車

f0089775_014864.jpg監督:三宅喜重
出演:中谷美紀、戸田恵梨香、南果歩、谷村美月、有村架純、芦田愛菜、小柳友、勝地涼、玉山鉄二、宮本信子

原作は読んでいて、なんだかとても説教臭い印象があったので、映画もそれほど興味はありませんでしたが。
意外と良かった。
特に白いドレスの中谷美紀が。
あと、大学生カップル。

原作でもエピソードがあったのは覚えてるけど、映画と同じかはわかんない。
中谷美紀の分は、披露宴で他の新婦友人に
「そのドレス、わざとでしょ」
って聞かれて、そうだと答えるとこ好き。
こういう女(泣いて男をゲットする)いるよなー。
すごいよなー。
でも、こういうのに引っかかる男だったら、別れて正解じゃん。
中谷美紀がドレスも引き出物も捨てて、颯爽と歩いていくとこ好き。

大学生カップルも、彼(彼女)の何気ないひとことに萌えちゃうとこ好き。
友人たちのいたずらなプレゼントを
「せっかくだから使ってみる?」
っていうとこも好き。


たぶん、原作にない。


電車の中で大騒ぎするおばちゃんを見て
「ああはなりたくない」
と思ったけど、そういえばワタシタチ新幹線ではしゃいで怒られたんでした。
近いものがあったんだなぁ。。。

気をつけよう。。。
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by liddell423 | 2012-10-25 00:22 | movies

ジョー・ブラックをよろしく

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監督:マーティン・ブレスト
出演:ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス、クレア・フォラーニ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ジェイク・ウェイダー

1998年に公開された映画ですが、実は1934年「明日なき抱擁」のリメイク。

劇場にも観に行った作品だけど、WOWOWのブラビ特集で改めて観ました。

これは死神の初恋の物語。

親子(娘と父親、長女、次女、婿と義父)のドラマでもあるけど、人間界に興味を持って地上に降りた天使ならぬ死神が、愛を知って・・・それゆえに失恋するっていう。
病院で出会う黒人のおばあちゃんの言葉が良いなぁ。
「恋をしてるんだね。でも正体を打ち明けたのかい?」


このときのブラピが一番美しいと思う。
ほんとにこの人ってロバート・レッドフォードに似てる。

ブラピのヌードも美しいし、ピーナッツバターを食べるブラピも彼女に服を脱がされて戸惑うブラピも可愛い。

この映画で美しい背中を披露してくれたクレア・フォーラニ。
もう見ないの、残念。
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by liddell423 | 2012-10-20 22:28 | movies

残穢/小野不由美

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「怨みを伴う死は穢れとなる。穢れは怪異となり、伝染し拡大する。」

「鬼談百景」と一緒に刊行された長編小説です。
こっちを後に読んだ方が怖いらしく、運良くこちらが後に貸し出しになりました。


恐いです。


鬼談〜は読者のお便りをまとめたカンジで、どれも短く「恐いでしょ?」みたいにまとめられてましたが、「残穢」は長編ですから、同じように「読者からの情報」でも、そこを追っていって新しいものをみつけちゃうの・・・恐いです。

まあ、最初の「一人暮らしの部屋で、寝室から畳を擦るような音がする」とこから、「ひとりで住んでなくて良かった〜」だったんですけどね。

そのことを解き明かしていくうちに(作者は意外にも現実主義で、怪異にも論理的に説明がつくって思ってる)怪異は繋がり広がり、ついには福岡まで来ちゃうんですよ〜。
ヤメてほしいよね。
地元に来るの。

それに作者が相談する作家って実在のホラー作家で。
これは小説なの?ノンフィクションなの?
って思っちゃう。

面白かったけど。
一人暮らしでなくて良かった。
一人暮らしの後輩が読みたいと言うので
「実家に帰った時に読みなさいね」
と又貸ししてあげました。
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by liddell423 | 2012-10-20 21:38 | books

推理作家ポー 最期の5日間/THE RAVEN

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監督:ジェームズ・マクティーグ
出演:ジョン・キューザック、ルーク・エヴァンス、アリス・イヴ、ブレンダン・グリーソン

ワタシの読書遍歴はたぶん漫画から影響を受けている。
ポーなんかたぶん「モルグ街の怪人」と「黒猫」くらいしか読んでないけど、萩尾望都で育ってたら「ポー」ってのは「エドガー」と「アラン」でヴァンパイアで。
内田善美を読んだから「Dream Land」も知ってるわけで。

でも、ポーの死が謎に包まれてるとか知らなかったから、フィクションプラスでも観に行っておかないと。


怪奇幻想小説や推理小説や詩や評論を書いて、後世のアーティストたちに多大な影響を与えていても、亡くなる前の彼は、お金がなくてアルコールと薬に依存してて新しい本も書けなかったみたい。
そんなとき、彼の小説を模倣するような猟奇殺人事件が起こる。
ポーの小説に似ていると気づいた警視がポーに捜査協力を依頼する。
しかし次の事件は起き、ポーの恋人は攫われ、彼女の命と引き換えに新しい小説を新聞に発表することを強要される。


ポーを演じるジョン・キューザックは危うくて嫌なヤツだし、殺し方は残酷で映像もかなりグロイし、さすがに観るに耐えないシーンとかあったけど、どこまでもクールな警視とすっきりする結末は良かった。
そしてエンディングの曲と映像がすっごくカッコ良かった。


それにしても、ポーの恋人は強い。

日本語のタイトルってダサクないかな?
「The RAVEN」で良かったと思うけど。
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by liddell423 | 2012-10-18 01:00 | movies

PK/伊坂幸太郎

f0089775_2352177.jpg「PK」ってのはペナルティキックのことです。
PsychoKinesis(サイコキネシス)のことではありませんでした。
長編でもなくて中編の三部作。
総てが繋がっているような、それもパラレルワールドとして。

時系列が入れ乱れてるし、視点も入り乱れてるし、しかもパラレルっぽく微妙に違ってたりするもんだから、ものすごくわかりにくかった。
前の話を読み返して確認したり、でも、名前とか違ってて「?」だったり。
秘書官の年齢がよくわかんないし・・・。

最初の「PK」では、大臣がどうやら信念を曲げなきゃいけないことをもっと力のある人から言われているようで。
その大臣はワールドカップの予選の時、それまで調子が悪かった選手がPKを決められた理由を秘書官に調べさせる。
小説家も編集者と謎の人物から、今書いている小説の微妙な変更を求められる。
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by liddell423 | 2012-10-14 23:53 | books

最強のふたり

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監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
出演:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー

事故で全身麻痺になった大富豪。
介護士の面接にやって来て
「失業保険をもらいたいから不採用にしてくれ」
という黒人青年に興味を持ち、彼を雇うことにする。
「容赦のない」ドリスの扱いは、介護生活を送るはずのフィリップに新しい生活をもたらす。

感動の映画なんだろうけど笑える。
車いすごと車に乗せるのがいやだからって、抱きかかえてスポーツカーに乗せちゃう。
高いアートが自分にも描けそうだからって、描いちゃう。
発作に苦しむフィリップにマリファナあげちゃう。
フィリップの文通相手に電話しちゃう。
でもフィリップも、ドリスの描いた絵を友だちに売ったり、無理矢理一緒にパラグライダーさせたり、警官の前で嘘の発作起こしたりする。

全く違う世界のふたりが出会って、少しずつ影響を与えあって、少しずつお互いの人生を変えていく。

これが実話っていうのも良いな。

人間って捨てたもんじゃないなって思いません?
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by liddell423 | 2012-10-04 00:19 | movies

デザイナーへの道を知る 30人の言葉/石田純子

f0089775_9473665.jpg美術出版社から出ている「デザインの現場」という雑誌に掲載されていたようです。
まあ、今さらデザイナーになるつもりはないですけど。

いろんなデザイナーさんが紹介されていて、名前を知ってるのは箭内さんとセキユリヲさんくらいなんですけど、作品は見たことあるものばかり。
「へ〜、これってこの人が作ったんだぁ」
ってものがたくさんあります。
雑誌やポスターもですけど、お菓子のパッケージや化粧品の瓶、体温計や家電なんかもあって、お洒落なものってこだわり持って作られてるんだなぁと改めて思いました。
それとね。
けっこう、デザインだけじゃなくて、企画も営業もいろんなことをやってたり、パワーポイントより手作りの絵本で見せるだったり、PCじゃなくて先に手書きで構図を考えたり、いろんなことに興味持ったり。
そこに留まってない、熱い人がいっぱいだった。
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by liddell423 | 2012-10-03 09:54 | books

鬼談百景/小野不由美

f0089775_9325074.jpg「小野不由美、9年ぶりの新刊!」
ということで、図書館にリクエスト。
「残穢」はまだですが、先にこっちを読んだ方が怖いとか?

身近な怪談が集められた本です。
元は読者からの手紙で、それをアレンジしたり新しい話を作ったりしたようで、ありそうな出来事がリアルに怖いです。
夜中にひとりで読んだりするからでしょうか。

「さずかりもの」とか「続きをしよう」とかが印象に残りました。
子どもが出来ないからって、こんな方法は怖いし、怪我をするまで帰れなくて最後のひとりになるなんて絶対イヤ。


こういうのって、小説だとリアルに想像しなければなんてコトないけど、漫画や映像になっちゃうといつまでも頭の中に残って怖い。

「ダヴィンチ」のインタビューが載っていたので、こちらからどうぞ。→小野不由美インタビュー
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by liddell423 | 2012-10-03 09:45 | books