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謎解きはディナーのあとで/東川篤哉

f0089775_0334895.jpg現在、桜井くんと北川景子ちゃん主演で放送中のドラマの原作。
2011年の本屋大賞受賞作。
第1位だって。
うーーーん。

1話ごとのお話は短いし、軽くてポップなカンジで読みやすいけど。

これは、どのジャンルなんだろう。
ミステリー?
恋愛小説?
「ディナーのあとで」なのに、美味しそうな食事の場面もないし、執事もお嬢様も台詞がっぽくないし。

面白いんだけどね。

残念なカンジかなぁ。

東川さんっていくつくらいの人なんだろ。
あー。
43歳。
おじさんかぁ(年下だけど)。

S執事とお嬢様の会話は、もっとマンガとか読んで勉強して欲しいなぁ。
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by liddell423 | 2011-11-04 08:40 | books

本日の読み聞かせ  2011.10.29

f0089775_17174648.jpg「ぜったいがっこうにはいかないからね」
ローレン・チャイルド作/木坂涼訳/フレーベル館

「ぜったいたべないからね」に続くシリーズ物です。
この人のははずれがない。
妹ソフィのへりくつとそれをいさめるお兄ちゃんとの攻防が面白い!
それに、コラージュで作られている絵も文章も良い!
詩人の木坂涼さんの訳も、リズムがよくって読みやすいです。
(デザインされた文は読みにくいです。前もって練習することをお勧めします)


f0089775_17253492.jpg「ぼくのかわいくないいもうと」
浜田佳子作/ポプラ社

妹つながりでもう一冊。

この妹、お兄ちゃんにそっくり。
なので、男の子みたいで可愛いとは言いがたい。
でも、「いやでたまらない」と言いながら本当は仲良しの兄妹の気持ちが伝わってきて、読んでいる方もほっとして幸せな気持ちになります。
妹の悪口で始まる本、子どもはそういうの大好きです。
でも、悪口で終わらない方が、子どももほっとしてるのがわかります。

f0089775_1753842.jpg「ねむい ねむい ちいさな ライオン」
マーガレット・ワイズ・ブラウン文/イーラ写真/ふしみみさを訳/徳間書店

ただただライオンの写真がかわいい!
写真を撮ったイーラは1911年ウィーン生まれ。
動物の写真絵本を作るため、ニューヨークのアパートに、ライオンの子やクマの子を飼っていたそうです。
1952年にはケニアとウガンダを旅して、大自然で生きる動物に触れ、出来るだけ自然に近い状態で、野生動物をカメラに収め始めます。しかし、1955年インドで牛車レースを撮影中、事故死してしまいます。

動物が愛おしくてたまらない、愛情が伝わってくる絵本です。

この本の翻訳出版は2009年ですが、この本が作られたのは1947年です。
ふたりの作者はすでに亡くなっています。
でも、作品は残って、こんなふうに人の心を動かしている。
すごくないですか。


f0089775_1875015.jpg「きりの もりの もりの おく」
ニック・シャラット作/木坂涼訳/フレーベル館

きれいな本なのですが、まさか子どもにうけるとは!

透けるトレーシングペーパーに印刷された絵本で、最初のページでは総てが霧の向こうってカンジ。
めくる度、シルエットの向こう側が見えて楽しい。
「きりのもりのもりのおく、そこにいるのはいったいだれ?」
のくりかえしも、うけるんだよねぇ。
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by liddell423 | 2011-10-30 18:31 | books

ペンギンと暮らす/小川糸

f0089775_11243287.jpg「食堂かたつむり」の小川糸さんのブログ本。
まだ、本が出る前のこと。


季節ごとの着物のことや食べ物のこと、小説と同じ世界観でほっとする。


ご主人がうちの旦那の好きな浜田省吾さんと仕事してたり、RADWIMPSの野田洋二郎がご飯食べに行ってたり。

好きな人が繋がってるって、うれしい。
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by liddell423 | 2011-10-09 11:24 | books

生まれたままの私を/加藤ミリヤ/幻冬舎

f0089775_051115.jpg

ミリヤ本、買おうと思ってたんですが、natsuが買いました。
ミリヤの年齢を考えたらこれが正しい。

作家じゃない人が書いた本はあまり読んでません。
そんなに面白いと思えないから。
じゃ、なんでミリヤは読んだかというと。

ひとりじゃなくて誰かといてもさみしい。

という感覚を、歌ってるから。


わずかな時間で読んでしまえるほどの文章で、主人公が女性のヌード画家だったり、彼女が出会う人たちがイマドキだったりするだけで、目新しいことはないのかもしれません。
でも、感覚的な文章と、ずっとつきまとっている孤独感と、この年齢だからこその感じ方が好きでした。


おとなになっても、家庭があっても、自分をわかってくれる友だちがいても、「ひとり」

「さみしい」

って感じるのは、ワタシだけ?


挿画も装丁もミリヤによるもの。
表紙のかんじはみたことあるような・・・でしたが、目次が散文のようで面白かった。

今から読むnatsuは、どんな感想を持つんでしょうか。
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by liddell423 | 2011-10-07 00:21 | books

聖夜/佐藤多佳子

「School and Music」と題された2冊の新刊の2冊目。

オルガンの指導者と恋に落ち、家を捨てて出て行った母を許せず、そんな母をさえ許している父と宗教に苦悩する高校生の一哉の物語。

音楽のあるお話は好き。
登場する音楽で、人物の印象が見えてくる気がする。
今回はバッハとメシアン。
バッハは知っててもさすがにメシアンは知らない。

という訳で、探してみました。


すごいね。
一哉くんよくこんなの弾くね。
本の中ではオルガンでの演奏なので、ちょっとイメージは違うと思うけど。

神様を信じている人の気持ちはよくわからない。
お父さんがすべてを許し、誰にでも優しい完璧な人じゃなくて良かった。
そんな人の子どもでいることは辛いと思うから。
一哉が逃げ出すことが出来て良かった。
人に迷惑かけない子どもって、親に心配かけない子どもって、かわいそうなんじゃないかなぁ。
もちろん、かけ過ぎはダメだけど。


音楽がそばにあると、痛い青春も温かく包んでくれるような気がする。

ELPの「タルカス」も見つけたので。

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by liddell423 | 2011-07-01 23:17 | books

マリアビートル/伊坂幸太郎

f0089775_23513068.jpg「人が読みたい作品ではなく自分が読みたい作品を書く」
そう宣言して書いた作品がこれ。

久しぶりに伊坂の本が面白かった。

犯罪者がカッコいいなんて、ほんとはいけないんだろうけど、犯罪者の中にもいいヤツと悪いヤツがいて。
ちゃんと、のうのうと生き延びさせてはくれないところが良いなぁ。

「木村」は息子を屋上から落とした犯人「王子」追って<はやて>に乗り込む。
「檸檬」と「蜜柑」は盛岡の有力者・峰岸の息子を奪還し、身代金とともに送り届けるため<はやて>に。
「天道虫」は車両内でスーツケースを奪う仕事を請け負い<はやて>に。
そして、<はやて>には過去に登場した「鈴木」や「スズメバチ」も乗っていて、やがて車両内は死体がいっぱいになる。

元殺し屋の木村のしぶとさや、木村両親の強さが良いな。
木村父の噂がちょこっと語られるとこなんか、伊坂っぽい。
殺し屋だけど、機関車トーマス好きの檸檬と、文学好きの蜜柑が、それぞれ文章を引用するとこ好きだし、なんだか憎めないキャラクターだった。
天道虫の不運っぷりも半端なかった。
それでも凄腕だったり、でも純粋だったり。
王子はこの中で、ただの中学生だけど一番悪人。
外見を利用して人を操り、苦しめることを楽しんでる。
そしてみんなに聴くのだ。
「なぜ人を殺してはいけないのですか」
鈴木の語る「国家が困る」説が良い。
それと
「みんな、なぜ人を殺してはいけないか聴くけど、他にもわからない禁止事項はたくさんあるのに」
そういえばそうだよね。
たくさんの禁止事項の中で人は共存してる。
一人だったらそんなこと必要ないけど、他者がいるから、いろんな禁止事項が必要になる。
そうか、一人じゃ生きていけないもんね。

次々に人が殺されるお話なのに、何だか楽しかった。
前作「グラスホッパー」はあまり良い評価じゃなかったのになぜかな。
自分の気持ちがその時と違うのかな。

今、もう一度読み直してます。
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by liddell423 | 2011-05-24 23:56 | books

スイートリトルライズ/江國香織/幻冬舎文庫

f0089775_22363084.jpg映画を観た後で原作を。

映画は「甘い」感じだったけど、原作は「怖い」感じ。

映画では第三者の目線で見られる夫婦のありようが、小説では、妻と夫、それぞれの視点で描かれる。
瑠璃子さんは小説の方がもっと怖い人で、息子に異常な愛情を持つ母親みたい。 
冷めているようで、愛情を注ぎたくて仕方ない、自分の中に取り込んでしまいたいような、そんな感じがする。
そして、快楽は他で。

映画ではそれほど怖さを持たない「ソラニン」や「トリカブト」が、小説では、いつか使われそうな危険を孕んでいる。
それは、聡の嘘がわかった時なのかな。
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by liddell423 | 2011-03-02 22:49 | books

ピスタチオ/梨木香歩

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筑摩書房

shokoちゃんが梨木ファンだということを知り、
「やっぱり買っておこう」
と、梨木本を2冊購入。

とりあえず先に「ピスタチオ」を。

「繋がる」

そういえば「家守綺譚」にしろ「からくりからくさ」にしろ、梨木さんのは「繋がる」話だったか。
それにしても、最近見た映画「孤高のメス」で「繋がる」というキーワードを得ていて、やっぱり「繋がる」のかと・・・。
呼ばれるというのか、アンテナに引っかかるというのか、こういうのって多いな。


フリーのライター棚(ペンネームね)の物語。
父が亡くなるまでの数年間をアフリカで過ごした「棚」は、仕事でアフリカに行くことになる。
アフリカへ行く前の時間も、前回の滞在も、総て「繋がっている」
総ての物事には理由があるように、総ての人生に役目があるように、「棚」の物語にも役割がある。
そして繋がっていく。

相変わらず梨木さんの纏め方はすごい。

梨木さんの本は言葉が美しい。
読んでいて楽しいのだけど、漢字が難しくて「たぶん」とか読み飛ばしとかしてしまう。
情けない。
やっぱり「辞書」片手に読まなきゃ・・・かな。

memo
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by liddell423 | 2011-03-02 17:29 | books

ノルウェイの森/村上春樹

やっと読み終わった・・・。

情景(状況)描写が多くて、イメージを作るのが大変で、5分毎にやってくる眠気と戦いながら読んだ。
give upしそうになる度、コメントいただいたんだから感想書かなくちゃ・・・と思いながら。

なんで、喪失と成長を描くためにあんなに性描写が必要なんだろう。
何回したとか、濡れないとか、誰を思いながらしたとか、そんなことが重要なのかな。
そして、世界中のharukistは何が良くってこの小説が好きなんだろう。

映画で不覚にも良い人に見えていたワタナベは、小説を読むと空っぽな人に思えた。
優しくてみんなを受け入れるけど、熱くなることがなくて。
村上春樹ってこんな人なんだろうな。

他の人の感想にあったように、ミドリやレイコさんや突撃隊は魅力的だった。
ミドリの話し方や考え方は好きだった。
レイコさんは小説を先に読んでなくて良かったカンジ。
映画のレイコさんは好きだったけど、小説とはイメージがまるで違う。
苦労してそのしわが顔に刻まれていて、ザンバラなショートカットのレイコさんも見てみたかったな。
小説を読んでも、ワタナベとレイコさんのセックスには意味を見いだせなかったけど。


結局ワタシは、男性の描くレンアイ小説が好きじゃないんだ。
ということが、よくわかった。
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by liddell423 | 2011-01-23 13:57 | books

神様のカルテ/夏川草介

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「365日、24時間診療」が理念の、地方の病院で働く内科医が主人公のお話。
最近の医療小説には珍しく、内部告発とかじゃなくて、暖かくて優しいお話。

主人公の時代がかったしゃべり方と、彼を取り巻く人たちが個性的で力強くて素敵。
こんな風な医療はきっと理想で、そんな甘い話ではないんだろうけど・・・。

夏川草介インタビュー
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by liddell423 | 2010-12-24 00:04 | books