カテゴリ:books( 242 )

うさぎパン/瀧羽麻子

朝井リョウくんが直木賞を取ったので「何者」を買いに行ったら無かった(T ^ T)
何かないかなぁと思って見つけたのがこれ。
帯にPOPがあって、「読んだらほっこりした」って。

ちょっとファンタジーだけど、とても日常で、しあわせで泣けた。

優子は継母のミドリさんとふたりで暮らしている。
父親は単身赴任。
でも継母といってもふたりの関係は良好で、記憶のない実母よりミドリさんの方が好き。
成績が下がった優子のため、ミドリさんが雇った家庭教師は、ふわふわした見かけとは違いクールな理系女子。
パン好きなことで仲良くなったクラスの男の子は、気になる存在だけど付き合ってるわけじゃない。
ある日、突然現れた女性。
隠されていた真実を知って、忘れていた記憶が蘇って。
少し大人になる。


もうひとつのお話「はちみつ」も、ちょっと他人事じゃなくて。

この本も食べ物が美味しそうな本。
こういうの好き。
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by liddell423 | 2013-01-22 22:38 | books

真綿荘の住人たち/島本理生

f0089775_23514812.jpg久しぶりに島本さんのを読みました。
空気が読めず冴えない男の子、大和くんが主人公なのかと、最初は違和感でしたが。
その男の子が、大学進学のため入居した「真綿荘」の住人たちが主人公でした。

大家の綿貫さん。
綿貫さんが「内縁の夫」と紹介する晴雨(せう)さん。
女子高生の八重子ちゃんと付き合ってる椿さん(女性)。
食パンの様にふっくらした顔の大柄な女子大生鯨ちゃん。
鯨ちゃんは大和くんに恋をして、でも大和くんは同じサークルの美少女が好きで、鯨ちゃんは先輩の男の子に思いを寄せられていて。

結構シビアな過去をかかえてたりするんだけど、意外にハッピーエンドと呼べるようなカンジに着地しましたね。
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by liddell423 | 2012-10-29 00:03 | books

フリーター家を買う/有川浩

f0089775_2341196.jpgドラマはニノ主演にも関わらず見ませんでした。
家にリアルフリーターが居るので、生々しすぎると言うか・・・。
最初だけ見た浅野温子さんの鬱演技がすごかったのもあるし。

本は意外と淡々としていて良かったです。
初めは最低だと思ってたお父さんも、そうなる理由があるんだということをちゃんと書いてくれてたし。
誠治の頑張りはちゃんと形になるし。
家を買うのも、フリターに買えちゃうわけじゃなくて、お父さんに買ってもらうためにちゃんと努力するのが、嘘くさくなくて良かった。


ドラマではたしか一緒に働く女の子は香里奈ちゃんで、先輩だった気がするけど、原作では後輩で、捨て猫のエピソードとかドラマでもあったのかな?
ドラマの豊川は誰がやったんだろ。
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by liddell423 | 2012-10-28 23:41 | books

残穢/小野不由美

f0089775_21375243.jpg
「怨みを伴う死は穢れとなる。穢れは怪異となり、伝染し拡大する。」

「鬼談百景」と一緒に刊行された長編小説です。
こっちを後に読んだ方が怖いらしく、運良くこちらが後に貸し出しになりました。


恐いです。


鬼談〜は読者のお便りをまとめたカンジで、どれも短く「恐いでしょ?」みたいにまとめられてましたが、「残穢」は長編ですから、同じように「読者からの情報」でも、そこを追っていって新しいものをみつけちゃうの・・・恐いです。

まあ、最初の「一人暮らしの部屋で、寝室から畳を擦るような音がする」とこから、「ひとりで住んでなくて良かった〜」だったんですけどね。

そのことを解き明かしていくうちに(作者は意外にも現実主義で、怪異にも論理的に説明がつくって思ってる)怪異は繋がり広がり、ついには福岡まで来ちゃうんですよ〜。
ヤメてほしいよね。
地元に来るの。

それに作者が相談する作家って実在のホラー作家で。
これは小説なの?ノンフィクションなの?
って思っちゃう。

面白かったけど。
一人暮らしでなくて良かった。
一人暮らしの後輩が読みたいと言うので
「実家に帰った時に読みなさいね」
と又貸ししてあげました。
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by liddell423 | 2012-10-20 21:38 | books

PK/伊坂幸太郎

f0089775_2352177.jpg「PK」ってのはペナルティキックのことです。
PsychoKinesis(サイコキネシス)のことではありませんでした。
長編でもなくて中編の三部作。
総てが繋がっているような、それもパラレルワールドとして。

時系列が入れ乱れてるし、視点も入り乱れてるし、しかもパラレルっぽく微妙に違ってたりするもんだから、ものすごくわかりにくかった。
前の話を読み返して確認したり、でも、名前とか違ってて「?」だったり。
秘書官の年齢がよくわかんないし・・・。

最初の「PK」では、大臣がどうやら信念を曲げなきゃいけないことをもっと力のある人から言われているようで。
その大臣はワールドカップの予選の時、それまで調子が悪かった選手がPKを決められた理由を秘書官に調べさせる。
小説家も編集者と謎の人物から、今書いている小説の微妙な変更を求められる。
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by liddell423 | 2012-10-14 23:53 | books

デザイナーへの道を知る 30人の言葉/石田純子

f0089775_9473665.jpg美術出版社から出ている「デザインの現場」という雑誌に掲載されていたようです。
まあ、今さらデザイナーになるつもりはないですけど。

いろんなデザイナーさんが紹介されていて、名前を知ってるのは箭内さんとセキユリヲさんくらいなんですけど、作品は見たことあるものばかり。
「へ〜、これってこの人が作ったんだぁ」
ってものがたくさんあります。
雑誌やポスターもですけど、お菓子のパッケージや化粧品の瓶、体温計や家電なんかもあって、お洒落なものってこだわり持って作られてるんだなぁと改めて思いました。
それとね。
けっこう、デザインだけじゃなくて、企画も営業もいろんなことをやってたり、パワーポイントより手作りの絵本で見せるだったり、PCじゃなくて先に手書きで構図を考えたり、いろんなことに興味持ったり。
そこに留まってない、熱い人がいっぱいだった。
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by liddell423 | 2012-10-03 09:54 | books

鬼談百景/小野不由美

f0089775_9325074.jpg「小野不由美、9年ぶりの新刊!」
ということで、図書館にリクエスト。
「残穢」はまだですが、先にこっちを読んだ方が怖いとか?

身近な怪談が集められた本です。
元は読者からの手紙で、それをアレンジしたり新しい話を作ったりしたようで、ありそうな出来事がリアルに怖いです。
夜中にひとりで読んだりするからでしょうか。

「さずかりもの」とか「続きをしよう」とかが印象に残りました。
子どもが出来ないからって、こんな方法は怖いし、怪我をするまで帰れなくて最後のひとりになるなんて絶対イヤ。


こういうのって、小説だとリアルに想像しなければなんてコトないけど、漫画や映像になっちゃうといつまでも頭の中に残って怖い。

「ダヴィンチ」のインタビューが載っていたので、こちらからどうぞ。→小野不由美インタビュー
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by liddell423 | 2012-10-03 09:45 | books

学生時代にやらなくてもいい20のこと/朝井リョウ

朝井リョウくんのエッセイ集。
学生時代の失敗談がいろいろと。

若い。。。

文章も文体も言葉もイマドキだ。

でも、すっごく楽しかった!
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by liddell423 | 2012-09-24 21:58 | books

少女は卒業しない/朝井リョウ

f0089775_21473184.jpg「桐島部活やめるってよ」の朝井リョウくんの作品です。
またまた挑戦的なタイトルです。

卒業式の日の少女たちの一日。
片思いの先生に告白したり、退学してしまった幼なじみと卒業式をすっぽかしたり、離れてしまう彼氏にちゃんと終わりを告げたり。。。

こうやって書いてしまうと使い古されているようだけど、若い感性で書くと情景も瑞々しいような気がする。
お洒落なカンジ?
出てくる音楽とかもイマドキだし。


本の中で使われている写真を撮影している高校は、広報誌を作ったことがある高校でした。(会社がね)
高校が特定できるような写真はないけど、知ってる高校の名前が載ってることがうれしかった。

朝井リョウ×橋本 愛対談
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by liddell423 | 2012-09-24 08:41 | books

3652/伊坂幸太郎

新潮社から出版された、伊坂幸太郎10年分のエッセイ集。
なのでサブタイトルは「a decade」

好きな作家さんと同じ映画が好きだったり、同じバンドを聴いていたりするとうれしい。

例えば、黒沢清監督が好きで、「アカルイミライ」が傑作だと思っていたり。
だから、あのクールな空き巣で探偵の名前が「黒澤」だったり。
「アカルイミライ」のエンディングで、高校生グループがゲバラTシャツを着ているいてることを書いていたり。(その高校生の先頭は松ケンです。)
「狂っちゃいないぜ」(ジョン・キューザック、ビリー・ボブ・ソーントン、アンジェリーナ・ジョリー出演の空港管制官の映画。この映画での共演がきっかけでビリーとアンジーは結婚。ずいぶん昔のことになりましたね。)とか「フィッシャーキング」(ある事件で恋人を失って心を病んでしまう男(ロビン・ウイリアムズ)とその事件のきっかけを作ってしまった男(ジェフ・ブリッジス)の友情の物語。伊坂さんに言わせると「贅沢な恋愛映画」テリー・ギリアム監督)とかが紹介されてたり。
「魔王」を書いていた時のBGMはサンボマスターだったり。(「魔王」には政治的な意図は何もないそうです。)

伊坂さんが読んでいる本に共通のものはないんですが、映画はやたらかぶっていて、紹介された映画の中に観たことがないのがないのがちょっと残念です。
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by liddell423 | 2012-09-23 23:12 | books