卵の緒/瀬尾まいこ

「捨て子じゃないなら、へその緒を見せて!」
そう言うと、お母さんが見せてくれたのは箱に入った「卵の殻」
「お母さんは卵で産んだんだもの」
なので「卵の緒」

この時代
「へその緒はどこのうちにもあるわよ」
なんて言う小学校教師がいるとは思えないが。

瀬尾さんの小説に登場するのは、やっぱりイイ人ばっかりなんだよね。
優しくてホッとする。
みんなのお薦め通り、この作品が一番好きかなぁ。

「赤ちゃんが生まれた時のために練習しよう!」
と、卵を育てる下りが好き。
でも、冷蔵庫から出した卵って、腐らないのかなぁ。



解説をあさのあつこさんが書いていた。
あさのさんはどれを読んでも「浅いなぁ」と思ってしまうので、解説も読まなきゃ良かった。

お役所は「逞しい父、優しい母、素直で元気な子供達」のいる家庭を増やそうとしてるかなぁ。
そんなこと求められない現状を知ってると思うけど。
だから陳腐な十ヶ条とか作って
「挨拶をしよう」とか
「子どもを抱き締めよう」とか
普通なことを訴えてるんじゃないかなぁ。

小学校も5、6年になって
「あなたのコトが好きだからね」
とか言ったら
「やめんか、きしょい!!」
とか言われそうだけどなぁ。
ちっちゃい時から抱き締めて育てたら、もうその頃にはわかりそうなもんだけどなぁ。
血がつながってるとかつながってないとかの問題じゃなくて。

選べなくて家族になったより、家族になることを選んだつながりの方が、強いような気がする。
・・・んだけど。?
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by liddell423 | 2008-08-05 23:08 | books