天国はまた遠く/瀬尾まいこ
仕事も人付き合いもすべてがいやになって、誰も自分を知らないところへいって自殺しようとする。
ところが、すべてを整理し死ぬ気で飲んだ睡眠薬は31時間の幸せな眠りを与えてくれただけだった。
山奥の古い民宿。
主人はむさ苦しい30男。
何もない場所でゆったり暮らすうち、生きる力を取り戻していく。
そんなにイヤならそこから逃げ出せばいいのに、何も死ぬことないじゃん。
でも、こんな人が増えているんだろうなぁ。
瀬尾さんの話はホントに優しい。
悪人とか出て来ないし。
現役の中学校国語教師だって。
by liddell423 | 2008-08-03 06:33 | books