転々/藤田宜永

映画「転々」の原作だけれど、映画は福原がかなり主役っぽかったのに、原作は文哉が完全に主役で(文哉目線の一人称だし)生い立ちや借金の経緯も詳しくて、東京散歩は福原と文哉両方の為のものだった。
映画を先に見てしまったせいか、映画の脚本が気に入ってしまったからか、これは映画の方が好き。
原作のラストに用意されている、お涙頂戴の再会も好きじゃなかった。
映画の仮想家族のようなシーンの方が好きだった。

うーーん。
出会いというのはおそろしい。
どちらを先に手に取るかで、受取方が変わってしまう。
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by liddell423 | 2008-07-04 23:26 | books