I Love You/祥伝社文庫

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井坂幸太郎 「透明ポーラーベア」
石田衣良  「魔法のボタン」
市川拓司  「卒業写真」
中田永一  「百瀬、こっちを向いて」
中村航    「突き抜けろ」
本多孝好  「Sidewalk Talk」

6人の人気作家による恋愛アンソロジー。
普段はあまり恋愛小説を読まないけど、年末、井坂幸太郎を借り尽くそうとしていたときに、図書館にリクエストしていたのが、ようやく手元に届いた。
リクエストが12月16日。
長かったなぁ・・・。
恋愛小説でもやっぱり井坂は伏線を張っていて、とってもバカバカしくてありえなくて、でもひょっとしたらと思える後半を用意してくれていた。
遠恋に不安を抱くカップルは、その偶然の積み重ねを
「繋がっている」
と信じられる。
「透明ポーラーベア」のタイトルも読んでいけばわかる。
やっぱり井坂は良いなぁーw。

石田衣良と市川拓司は、作者を見ずに読んだら、また違ったんだろうけど、先入観からか、やっぱり石田衣良は
「嫌いじゃないけどちょっと違うなぁ」だし(葉っぱをちぎって踏みつけるシーンが嫌い)
市川拓司は甘ったるい。
女の子の愚かな願望そのまま、小説にしちゃったカンジ。(女心がわかっていると褒めるべき?)
中村航も名前をよく見るから気になったけど、あまり好きじゃなかった。
文体がー。
中田永一が好きだった。
「ほおずき」の使い方が上手かった。
本多孝好も「つまんないなー」と思って読んでいたのに、最後の香水でやられてしまった。
うー・・・(T^T)

井坂に戻るけど、
「繋がってる」っていうのは時々思う。
この本と一緒に借りた中に、星野道夫さんの本があったりするのだ。
小さなキセキだと思わない?

(そして、星野サンの本を読んでいたら、サン・テグジュペリの「夜間飛行」のことが載っていた。
「透明ポーラーベア」でも、サン・テグジュペリの文章が引用されている。)
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by liddell423 | 2008-04-07 20:38 | books