哀しい予感

<著者>よしもとばなな<出版社>角川文庫

舞台を先に観ておいて良かった。
ひねくれモノのワタシには、この小説は美しすぎる。
清らかな心を持つ人たちの美しいお話で、若い時に読んでいたら「ホーっ」とため息をついていたかもしれないけれど。

読んでみると、舞台は小説にほぼ忠実に作られていたと思う。
若干端折るところはあるものの、美しい文章はそのまま、弥生のモノローグとなって語られていたし・・・。
小説の中では18歳なんだけど、哲生の必死さや明るく笑う感じは、加瀬くんにとても合っていたと思う。
「待ってるからね。早く帰っておいで。」
と言ったお母さんのセリフも、役者さんのを聞いていたから、強くイメージが残ったし。

この文庫が出版されたのは、ナツが生まれた年。
3年後には、29版になっていた。
すごい・・・!

あとがきのところで「高柳良一」さんの名前が懐かしかった。
角川映画の「なぞの転校生」や「時をかける少女」で主役だったんだけど、みんな知らないよね。
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by liddell423 | 2007-05-23 21:46 | books