黄色い目の魚

<著者>佐藤多佳子<出版社>新潮文庫

気がつくと泣きながら読んでいた。

3月の例会で紹介された本。
担当が大好きなSさんだし、Mさんが
「主人公がそーとー性格が悪くてtomそっくり!絶対好きやけ読んでみて!」
というので、リクエストして借りてきた。

性格の悪い村田みのりは高校2年生。
両親と姉の4人家族だけど、家族が嫌い、家族にも嫌われていると思っていて、家に居場所がなくて、しょっちゅう叔父の通のところに入り浸っている。
叔父は漫画家でイラストレーター。
結婚もせず気ままな暮らしを続けているのを、彼の姉であるみのりの母は「何事にも責任を持たない」と責める。
木島は母と妹、祖父と4人暮らし。
離婚した絵描きの父は死んでしまった。
気がつくとノートの端に絵を描いてる木島だったが、美術の時間にみのりを描いて以来、みのりの事が気になって仕方ない。
みのりも木島の描く絵が好きでたまらない。
二人はお互いを通して自分の世界を変えていく。

みのりはクラスメイトにもなじめないし、親には反抗してばかりだし、たった一人自分の傍にいてくれる友だちにも、辛辣な事を言って傷つけちゃうし・・・。
ワタシってこんな人なの?
うーん、確かに中学の頃は母親に反抗バッカしてた。
友だちはいっぱいいたよ。
広く浅く。
絵ばっかり描いてた。

不器用でストレートな二人の生き方が、読んでいると切ないのかな。
自分もそうだったからかな。

ワタシはこの本に出てくる人みんなに似ているかもしれない。

娘たちにも読んで欲しいな。

この本は買います。
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by liddell423 | 2007-04-15 06:59 | books