ランド・オブ・プレンティ

f0089775_214118.jpg<監督>ヴィム・ベンダース<出演>ミシェル・ウィリアムズ/ジョン・ディール

「亡くなった母の手紙を届けるため、永年会っていない叔父を訪ねる」
と、いうことしか知らずに鑑賞。

初めは、「このオジサンあぶない・・・」と思いながら観てましたが、彼はベトナム戦争の帰還兵。9.11以降、過去の悪夢が甦っている。
「この国を守らなければ」
彼にはすべてのアラブ人が敵に見える。
アメリカで生まれ、アフリカとイスラエルで暮らしたラナは、10年の時を経て帰郷する。
母に託された手紙を叔父に渡すため。
伝道所で暮らしながら叔父を探すラナも、深い悲しみを抱えている。

豊かな国アメリカは本当に豊なんでしょうか。
生活の豊かさは心を豊かに出来るとは限らない。

ラスト、妹からの手紙を読むポール。
その内容でラナの悲しみがわかる。
違う角度から観た9.11。

この映画はハンディカメラで18日間で撮られたそう。
「もっとじっくり作って欲しかった」という意見もあったけど、ワタシには十分ずしんと来る映画だった。
監督のヴィム・ベンダースは「ベルリン天使の詩」「パリ・テキサス」「ヴエナヴィスタ・ソシアルクラブ」の人。
(「ベルリン・・・」は最近ヒトラーを演じたブルーノ・ガンツが中年天使を演じた。「シティ・オブ・エンジェル」の元の映画。)
ミシェル・ウイリアムズは「ブローク・バック・マウンテン」で、ヒース・レジャーの奥さんを演じた人。
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by liddell423 | 2007-02-17 21:50 | movies