ギフト/西のはての年代記 1

<著者>アーシュラ・ル・グウィン<訳>谷垣暁美<出版社>河出書房新社

西のはての国。
低地では人々が普通に暮らし、高地では「魔法使い」と恐れられる人々、が貧しい暮らしをおくっている。
「ギフト」とは、高地に住むそれぞれの一族に伝わる超能力のこと。
主人公の少年、オレックの力は「もどし」
少女グライの力は、動物と話せることだった。

物語は子どものオレックとグライが、放浪者エモンに自分たちの暮らしを教えるところから始まる。
異なる力を持つ隣国との諍い、母の死、父によって封印されたオレックの力、「ギフト」への疑問。
河合隼雄流に言えば、エモンはトリックスターということになるんだろう。
低地からの逃亡者で盗人だったが、彼の言葉で二人は「ギフト」について考え、最終的には故国を捨て低地で生きていく決心をする。
設定はファンタジーだけど、少年が父を乗り越えて成長するお話。

読み始めは苦労しました。
オレック、グライ、エモンが人間なのかすら解らないから。
読み始めると完全に世界に入って、2時間ぐらいで読めました。
一応成人の棚にありましたが、児童書ですね。

「ゲド戦記」が映画になったのはショックだったけど、おかげでル・グウィンの新刊が読めるのかも?
3部作の1作目。
2作目は「ヴォイス」。
2007年に出るようです。
早く続きが読みたい!!
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by liddell423 | 2006-10-09 13:30 | books