クラッシュ/CRASH

<監督>ポール・ハギス<出演>マット・ディロン/ブレンダン・フレイザー/ドン・チードル/サンドラ・ブロック/ライアン・フィリップ/サンディ・ニュートン/マイケル・ベーニャ
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アカデミー賞のノミネートが紹介されていた頃、父親を守るために銃弾の前に立つ女の子がどうなるか、気になってました。
それがこの映画でした。
ひねた性格のため、「アカデミー賞」受賞作品にはあまり興味はありませんが(授賞式は好き)、いろんな人に勧められたので鑑賞しました。

以前、思いをストレートにぶつけることには抵抗がある・・・と書きましたが、この映画は「ぶつかり合うことでしか、分かり合えないこともある」というメッセージの映画でした。
もちろん人種差別がテーマなんでしょうが、自分と違う人を差別したがるのはどこにでもあることだと思うので、アメリカがヒドイとは思いません。(日本にも朝鮮の人を差別したり、部落の問題とかあるし、犯罪が起きて外国人だと「あー、やっぱり」とか思うでしょ。)
「出会いが運命を変えていく」んだなぁと思いました。

・・・以下、ネタバレです。

鍵屋サンのパパが銃声を怖がる娘に
「これは、妖精にもらった見えないマントだよ。銃弾も通さないんだ。君にあげる。」
と言って、娘にかけてやる。
このエピソードがやっぱり一番好き。

この続きのシーンもだけど、見ていると結果が予測出来るシーンが多かったです。
「あ。空砲なんだ。」とか
「だめ!殺しちゃう!!」とか
「犯人はお前だよ。って言うんだ。」とか、
「ああ、家政婦さんが助けてくれるんだな。」とか。

黒人夫婦を執拗に苛めるマット・ディロンが、燃える直前の車から、拒否されながらもサンディ・ニュートンを必死で助け出そうとする。
彼の差別的な態度が嫌いで、コンビを解消したライアン・フィリップは、警官に抵抗しようとする黒人を助けながら、ヒッチハイクの黒人がポケットから出そうとしたものを誤解して、射殺してしまう。
中途半端に解ったふりをするのは、危険なんだと言われた気がしました。

ペルシャ人の雑貨商が、銃を手に鍵屋さんの家に乗り込む。
銃を突きつけられる父親を見て
「大変!パパは妖精のマントを着てないの!」
と父親の前に娘が飛び出すシーンでは、
「あ。空砲なんだ。」
と、思っていたにもかかわらず泣いてしまいました。
この俳優さん良いなぁと思っていたら「ワールド・トレードセンター」にも出てる人でした。

見終わってすぐは
「ああ、こんな映画なのね。」
というカンジでしたが、しばらく経つと、やっぱり良い映画だったなぁと思えました。
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by liddell423 | 2006-10-07 09:22 | movies