福音の少年

f0089775_22565940.jpg『バッテーリー』が有名なあさのあつこさんの作品。
でも、あさのさんの作品を読むのは初めて。
「青春ものかなぁ〜?」
と思って読んだら、サスペンスぽかった。
先が気になるので、一気に読めた。

フリーライターの秋葉大吾がアサヒ・コーポの焼跡を訪れるところから、物語は始まる。
そこで出逢った2人の少年、永見明帆と柏木陽は秋葉が探していた北畠藍子の恋人と幼馴染みだった。
他人に関心を持てない明帆とここは自分の居場所ではないと感じている陽。
そして藍子も秘密を抱えていた。

藍子が火事で死んでしまったことはわかってて、話が進むにつれて、少年と少女の関係とか境遇とかわかってきて、謎が謎を呼んで、最後にすべてが明らかになる。
伏線はきちんとしてるんだけど、読み終わって何だか物足りない気がする。
裏の世界っていうか、外人部隊?みたいなの出てくるけど、そこまでこの少年たちに「異質」さを感じなかった。
この年代ならあるんじゃないの?って思っちゃう。
『バナナ・フィッシュ』のアッシュを目指したのかな?
家庭環境が違うか。
環境じゃなくって、頭良すぎるから?
う〜ん、この違和感がなんなのか?
他の作品も読んでみよう。

他の人の書評は賛否両論でしたが、表紙のイメージが合わないというのは賛成です。
私の場合、期待の裏切られ方が自分好みでしたが、この表紙でイメージして読んだ人は「えっ?」だと思うから。

タイトルの『福音の少年』ってどういう意味なんだろう。
マサトは
「ジンジ?」
って、言ったけど。
『エヴァンゲリオン』って『福音』って意味なんだって。
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by liddell423 | 2006-04-12 23:03 | books