スイートリトルライズ/江國香織/幻冬舎文庫

f0089775_22363084.jpg映画を観た後で原作を。

映画は「甘い」感じだったけど、原作は「怖い」感じ。

映画では第三者の目線で見られる夫婦のありようが、小説では、妻と夫、それぞれの視点で描かれる。
瑠璃子さんは小説の方がもっと怖い人で、息子に異常な愛情を持つ母親みたい。 
冷めているようで、愛情を注ぎたくて仕方ない、自分の中に取り込んでしまいたいような、そんな感じがする。
そして、快楽は他で。

映画ではそれほど怖さを持たない「ソラニン」や「トリカブト」が、小説では、いつか使われそうな危険を孕んでいる。
それは、聡の嘘がわかった時なのかな。
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by liddell423 | 2011-03-02 22:49 | books