ピスタチオ/梨木香歩

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筑摩書房

shokoちゃんが梨木ファンだということを知り、
「やっぱり買っておこう」
と、梨木本を2冊購入。

とりあえず先に「ピスタチオ」を。

「繋がる」

そういえば「家守綺譚」にしろ「からくりからくさ」にしろ、梨木さんのは「繋がる」話だったか。
それにしても、最近見た映画「孤高のメス」で「繋がる」というキーワードを得ていて、やっぱり「繋がる」のかと・・・。
呼ばれるというのか、アンテナに引っかかるというのか、こういうのって多いな。


フリーのライター棚(ペンネームね)の物語。
父が亡くなるまでの数年間をアフリカで過ごした「棚」は、仕事でアフリカに行くことになる。
アフリカへ行く前の時間も、前回の滞在も、総て「繋がっている」
総ての物事には理由があるように、総ての人生に役目があるように、「棚」の物語にも役割がある。
そして繋がっていく。

相変わらず梨木さんの纏め方はすごい。

梨木さんの本は言葉が美しい。
読んでいて楽しいのだけど、漢字が難しくて「たぶん」とか読み飛ばしとかしてしまう。
情けない。
やっぱり「辞書」片手に読まなきゃ・・・かな。



フリーライターの棚はもうすぐ40歳。
パートナーの鐘二とは大学からの付き合いだが、結婚はしない。子どももいない。
11年飼っている犬のマースが病気になる。
子宮の中に瘤ができているためそれを手術で取り除く。
アフリカにいた時に出会った片山海里の著書を見つける。
鐘二から薦められた本に繰り返し出てくるのは「ダバ」「ジンナジュ」「洪水」
アフリカで呪医を探していて、出会ったのはダンデュバラ、ナカト、そして三原との再会。
片山の最初の患者ナカトに答えを渡せるのは棚。
LRA。
攫われる子どもたち。
少年兵の洗脳。
ナカトの半身ハバイレ。
そしてピスタチオ。
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by liddell423 | 2011-03-02 17:29 | books