あすなろ例会 古田足日

仕事を休んで定例会に参加した。
自分の年齢を意識しない、立ち位置も考えなくて良い、この空間が好き。

古田足日さんは「おしいれのぼうけん」や「ダンプえんちょうやっつけた」などの本が有名な児童文学作家。
子どもの視点で描かれたお話は、先が気になる展開で好きだった。
読んでいたのは、まだ子どもたちが小さかった頃だけど。

今日は担当のSさんが古田さんのプロフィールと「おしいれのぼうけん」が出来るまでの経緯を紹介してくれた。
昭和2年生まれの古田さんは当然戦争経験者で、その頃は何の疑いもなく「天皇崇拝・忠君愛国」思想だったそうだ。
しかし敗戦後、いろんなことを知り思想が根本から崩れ落ち、その苦しみを救ったのが「早大童話会」での出会いだったそうだ。
鳥越信、神宮輝夫、山中恒。
すごいメンバーだ。
2004年に出された「わたしたちのアジア、太平洋戦争」という本は、当時をきて来た人の手記をまとめたものらしい。
「今、日本が選んだ『平和への道』が脅かされようとしています。日本を『戦争のできる国』にしようとする動きが積み重ねられています。戦争中に少年時代を送ったぼくには今の時代があの戦争時代の始まりのころと似通った感じがしてなりません。」


「おしいれのぼうけん」についての経緯は、夏に「アジア美術館」で開かれた講演会でのお話の紹介だった。
この日は古田さんではなく、絵を担当した田畑さんの講演だったけど、ページ数が多く読むのに30分はかかる絵本、しかも4色刷りは出版社としても挑戦だったそうだ。
でも、ロングセラーで150以上の版を重ねている。
すごい。
「さく ふるたたるひ/え たばたせいいち」ではなく「さく ふるたたるひ・たばたせいいいち」となっているのも全然気付かなかった。
これは、ふたりで(編集者も含めると三人で)作った本だからだそうだ。

Sさんお勧めの本も聞いて来たけど、読むのはいつになるかなぁ。



心にたくさん栄養をもらった日。
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by liddell423 | 2011-03-02 16:21 | days