SPEED/金城一紀

f0089775_20412444.jpgThe Zombies Series

朴舜臣たち、高校生が活躍するシリーズの第3弾。
レヴォリューションNo.3と間違えて読んでしまった。
「フライ、ダディ、フライ」が面白かったので、このシリーズを読みたかった。
これも面白い!

常々、学校のお勉強が出来るより、機転が利く方が本当は頭が良いんじゃないかと思っているので、こういう「おちこぼれ」が活躍する話は大好き。
ぜったいかっこいいと思うんだよね。

聖和女学院1年生の岡本佳奈子は、家庭教師だった彩子の自殺を不信に重い、彩子の友人中川に相談に行った帰り、3人の男たちに襲われそうになったところを、朴舜臣たちに助けられる。
事情を聞いた南方は佳奈子に、このまま警察に行くか真相を突き止めるかを選択させる。
佳奈子は真相を突き止めることを選択し、舜臣に自分で自分を守れるようになりたいと教えを請う。
その間に南方たちは、彩子の自殺に繋がる中川と学園祭のことを調べていく。

佳奈子に格闘技を教える舜臣が、ジャージ姿を見て懐かしそうにするとことか良かった。
もてもてのアギーが「ゴッドファーザー2」の台詞
「この世界で確かなことがひとつある。歴史もそれを証明してる。人は、殺せる」
を引用する。
これって、金城さん脚本の「SP」でも使われてる。
そういうのもうれしい。

いつものように強引なやり方で、南方たちは世界を変える。
舜臣は土壇場で助けにくる。
でも、最後に頑張るのはやっぱり主人公で、彼女の生き方がしなやかに変わっていくのが清々しい。

女の子の佳奈子は、自分がいては彼らの枷になってしまうと離れていくが、アギーのママの言葉で自分も飛べることに気づく。
佳奈子と彼らの世界がいつか重なることもあるんだろうか。
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by liddell423 | 2010-11-16 08:42 | books