トイレット

f0089775_17485251.jpg
監督・脚本 : 荻上直子
出演 : アレックス・ハウス 、 タチアナ・マズラニー 、 デイヴィッド・レンドル 、 サチ・パーカー 、 もたいまさこ

本当に淡々とした映画なんだけど、くすぐったくてあったかくてじわっと来る。
もたいさんはしゃべらないし、他の俳優さんたちは見たことない人ばかりだし、それでも退屈することなく観ていられた。
英語を解さないばーちゃんと、必死でコミュニケーションを取ろうとする孫たちが可愛い。
しゃべらないから、なおさら、理解しようとするのかもしれない。
セリフなんてなくても、物語は成立するんだと思った。
日ごろ言葉を尽くそうとしてるのがバカみたいに思えた。

荻上さんの映画って、「かもめ食堂」もそうだったけど、おうちの中がセンスが良くって素敵。
それに衣装も。
ばーちゃんの服装も、モーリーのスカートもダサくないのよ。
もちろん飯島奈美さんの作る料理も美味しそう。
それと、荻上さんがあえて有名でない曲を選んだ、モーリーのピアノも素敵だった。
リストの「ため息」は聴いたことがあったけど、他の知らないヴェートーベンの曲も迫力だった。
これぞ、劇場の醍醐味!!

あと、好きだったのは、ばーちゃんとレイが煙草を吸うシーン。
喫煙に否定的なレイが、ばーちゃんに無言で勧められると、もらっちゃうのよ。
そして、会話なんてなくても良い雰囲気なんだ。
それから、もたいさんの最初で最後のセリフのとこ。
ばーちゃんがなんとかしてくれそうだったけど、あそこであんな風にあのセリフなんだ。
まさに「クール」だった。

結末は悲しかったけど、最後はあれで良かったと思う。


レイのロボットコレクションがどれ一つわからなかったのが、びみょーに悔しい…。




観終わったらきっと餃子が食べたくなる。
[PR]

by liddell423 | 2010-09-06 18:14 | movies