夜市/恒川光太郎

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角川書店
2005年第12回日本ホラー小説大賞受賞
デビュー作

「夜市」は妖怪たちの開く「夜市」に行った少年と少女の話。

昔、夜市で野球の才能を買う代わりに、弟を売ってしまった少年が、友達の少女を連れて再び夜市を訪れる。
少年の目的が弟を買い戻すことで、その為に今度は自分を売ってもらおうとするとことか、夜市で一番初めに出会った老紳士が、実は異世界に行ってしまった弟で、夜市に来たのは人攫いを殺すためと兄に出会うためだったり、最後、少年は元の世界に戻らなかったり。
予想を裏切られてなかなか面白かった。

「風の古道」も物の怪の道に入ってしまった少年たちの話だけど、少年たちが出会う「レン」という青年の物語がメインになる。
母親は実は殺された恋人を蘇らせるために古道に来たこと。
自分はその恋人の生まれ変わりであること。
客として出会った「コモリ」という男が、自分を殺した男であること。
異世界が魅力的で、ストーリーも面白かった。
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by liddell423 | 2010-09-01 21:42 | books